利島レポート
新島、式根島と来て、
そのままあぜりあ丸で利島へ。
今回も1泊のスケジュールでした。
しか〜し!
以前からお世話になっていた、
利島村役場で働く荻野さんにどっぷり案内いただいたので、
とても濃い滞在となりました。
【利島を案内してくださった荻野さん】
やはり、
在住で島への想いを持つ方に案内していただくのが1番勉強になります。
良いも悪いも1番感じているはずだからです。
利島は東京から南に140km程離れた洋上に浮かぶ、
綺麗な円錐形をした人口約310人の島です。
東京諸島の中で、2番目に本土に近い場所に位置しています。
【利島の中心に聳える円錐形の宮塚山】
まず、何と言っても、椿畑のすごいこと。
全島の約80%がヤブツバキ(椿)で覆われています。
ちょうど椿の実のなる時期でした。
利島には興味深い神社があり、
一番神様、二番神様、三番神様と呼ばれるものがあります。
最初聞いたときは、神様に順序をつけちゃって大丈夫?と思ったのですが、
利島には正月三が日に行う『山廻り』という文化があり、
その廻る順番ということのようです。
ちなみに、
阿豆佐和気命(あずさわけのみこと)本宮が、一番神様。
大山小山(おやまこやま)神社が二番神様。
下上(おりのぼり)神社が三番神様。
さらにちなみに、
利島の阿豆佐和気命は、
三宅島の富賀神社に奉られる事代主命(三島大明神)の王子にあたります。
伊豆諸島の神様は色々となところで繋がります。
もっと勉強していきたいです。
利島は、長い年月をかけて受け継がれてきた、
産業の島という印象でした。
懐かしい坂の多い町並みはいるだけでホッとしました。
議員さんや村長さんと酒盛りをする機会もいただいて、
色々な話を聞けました。
これからは東京諸島のそれぞれの個性を活かし、
連携してより良い場所にしていきたいですね。