島根レポート①~出雲編~
11月9日から14日かけて島根県出雲市と隠岐諸島の視察をしてきました。
今回の目的は、①出雲と伊豆諸島のつながりを見つけること。②先進事例隠岐諸島の取り組みを吸収することでありました。
道中、たくさんの人との出会い、巡り合わせがありました。
そんな島根視察を2回に分けてレポートしたいと思います!
第一弾は出雲編です。
出雲は大学時代からお世話になっていた志賀厚雄さんがIターンで住まわれており、またもやお世話になってきました。
さて、なぜ出雲と伊豆諸島のつながりを見つけるかということですが、
【ちょっと神話のお話】
伊豆諸島の数ある神社の中には延喜式内社(927年にまとめられた神社一覧で、国家の保護を受けた神社のこと→つまり重要神社!!)がたくさんあります。数でいうと伊豆諸島だけで24社、三宅島だけで見ると12社もあるそうです。
伊豆諸島における延喜式内社はどうも、伊豆諸島造立の神とされている事代主神(ことしろのぬしのかみ:様々な名前があります。)が関わった神社が多いようです。その事代主神は出雲から来たと聞いた時にはおったまげ!!面白いつながりだ!
来た理由は国譲り神話にまつわる;出雲の地を譲ってくれと天照大神(アマテラスオオミカミ)に言われた大国主神(おおくにぬしのかみ)は息子の事代主神にその判断を託し、事代主神は承諾し、東へと旅に出たとのこと。。。
【1日目(11月10日)】
ということで、、、神話つながりのある出雲へ!!
東京から出雲市まで夜行バスで14時間!!でも寝るのが好きな私にはあっという間でしたね。
バス降車場所は出雲大社前。出雲大社は事代主神のお父さん、大国主神が祀られているとても有名な神社です。
そして、11月10日(旧暦10月)は全国の神様が集まり会議をする神在祭。(全国的には神無月ですが、出雲では神が集まる場所だから神在月とされています。)たくさんの参拝客で賑わっていました。
事代主神も故郷の出雲の地でゆっくりくつろいでいたかな!?
なんてことを想像しながら、志賀さんの車に乗って出雲大社の北側に位置する鷺浦(さぎうら)という集落に移動。
鷺浦は山川海がそろっている人口200人ほどの小さな集落。
ここで頑張っている方々とお会いし、意見交換をしてきました。
塩づくりの様子を見学。27歳フォトグラファーが仕切っていました!
20年前鷺浦にUターンし、地域活動されている方と意見交換。
そして午後は、山へ。ここにもたくさんの資源が眠っている状況を見せていただきました。この山の活用方法がいくらでもあることを感じました!
岬の先端からり下ろした海!絶景!
1日目は志賀さん宅でお泊り。将来ゲストハウス構想があるよう!隠れ古民家とグットロケーションでした!
【2日目(11月11日)】
この日は雨予報でしたが、晴れたので、これまた山へ笑
山谷を二つくらい上下したような笑
子どもたちが自由に遊ぶことができる素晴らしいフィールドがあり、ビジョンがありました。
かつて、ここに集落があり、ダムも人力で作られていた跡地。
こうした場所を、子どもたちが遊べる、考える、創る空間にしていく。三宅島のフィールドでもできる。そんな思いを巡らせながら必死に上りました。
2日目のお泊りは、ゲストハウスはまのや。
「本日の予約はお一人なので何時に来ていただいてもいいですよー」と言われ、20時くらいに到着。しかし、そこには何やら団体さんが!!飛び入りでさっき来られたよう!全国各地から神在祭ツアーで集まった団体で楽しくて延泊してしまった方々!
おかげで夜は大盛り上がり!&たくさんの学びがありました。
「次は三宅島ツアーだ!!」と言ってくれました☆お待ちしています!!
3日目(11月12日)
出雲最終日、ようやくゆっくり出雲大社にお参りができました。
出雲大社の拝殿。大きなしめ縄に圧倒されました。そしてすべてがでかかった!
出雲大社は縁結びの神でもあり、今回の出雲だけでもたくさんのご縁をいただきました。本当に感謝いたします。
出雲と伊豆諸島は神話でつながるところが多くあります。神話は先人たちが築いた一つのツールとして大いに活用し繋がり、今私たちが作る体験型ツアーのつながりも作っていけると今回の視察で実感しています。
そのためにはしっかり、三宅島で地に足をつけ、基盤を作っていくことの重要性も感じさせられました。(まだまだできてないからね。フラフラの状態です。)
だからこそ、一つひとつの出会いを大事にするとともに、一つひとつのことを真剣に取り組む。頑張ります!!
さあ、存分に出雲を楽しみ吸収したところで、かなり時間きりきりで隠岐へ!!
by穴ちゃん
40秒でしたくしな!!(byドーラ)