一般社団法人アットアイランド

東京諸島出身の若者たち中心に「個と和が続く島づくり」に挑む。

『三宅島ゲストハウス 島家』OPEN

構想段階から3年。

三宅島に移住、法人設立から1年3ヶ月。

物件との出会いから5ヶ月。

融資の決定、改修スタートから3ヶ月。

 

長かったような、短かったような。

目指してきた2017年7月1日のOPEN。

多くの方々の支えのもと、実現しました。

本当にありがとうございます。

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【OPENパーリーの乾杯】

 

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 【記念樹を島の子どもと一緒に植樹。デカくなれ。】

 

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【スタッフのあこが作ってくれたムービーでゲストハウスのこれまでを振り返り。涙ものでした。】

このムービーを見た後、島の子どもたちが、

「オレ、コックになってここでオムライス作るよ!」

「実家の商店を継いでここに関わるね!」

ということ言ってくれた。

ありがとう。絶対に面白い場所として続けるね。

 

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【島外からも10名以上来てお祝いしてくださいました!ありがとう!】

 

 

振り返ると、

当初は移住してくるタイミングでゲストハウスを始めようと考えていました。

結果として物件に恵まれず断念。

それでも移住の決意は固かったので三宅島へ。

その中で、地域教育(寺子屋キャンプなど)、滞在型の観光(大人向けキャンプなど)を中心に、早朝の運送業、中学校の支援員、明日葉の加工、応援隊のイベントなどとにかく動きまくってきた1年でした。

金銭的にも非常に苦しい1年でした。

 

三宅島での生活を過ごす中で、

都内から来てくださった方々が、

三宅島に触れて、喜んでくれて、好きになってくれて、また来てくれる。

そんな方々が少しずつ増えてきました。

この方々がもっと活躍できる場ができたら、と思うようになりました。

 

「観光の次のステージは、担うことから」

という考えが僕の中にあり、

リピーターさんの興味・特技と三宅島の魅力を掛け合わせて、今度は伝える側に回る。

・三宅島に初めて来てくださる方々

・リピーターさん

・島の方々

このステージ・環境の異なる人々が、「三宅島」という共通項を元に、

交流し、刺激し合う。

そして新たな価値が生まれる。

もちろん、それなりの対価をいただき、宿が仕事として成り立つ。

その姿が、僕の目に浮かびました。

 

元からゲストハウスはやりたかったのだけども、

結果的に僕の描いた姿の表現が、ゲストハウスというカタチで腑に落ちた。

だからこそ、ゲストハウスを目指す目標に再スイッチを入れることができました。

 

1年間、地域の活動にも色々参加させていただいていたことで、

ゲストハウスの改修を進めるにあたり、

「これはこの方に」「これはこの方に」

と頼れる方々の顔が見えていました。

だからこそ、ここまでスムーズに進んだと思います。

 

改修期間の3ヶ月は、本当にあっという間だったけど、楽しかったなぁ。

当初は、どこから手をつけて良いかわからず、アワアワしていましたが、

少しづつ助けてくださる方々が加わり、

その方々に励まされ、折れそうな心を引き上げてもらい、

駆け抜けてくることができました。

 

この改修のプロセスを通して、

個人の「想い」から始まったものが、

伝染していき、みんなの「想い」に近づいていく。

多くの方々に改修の手を加えていただくことで、

床、天井、壁、カウンター、縁側、キッチン、畑、などなど

全ての部分に物語が刻まれて分厚くなってきました。

その変わっていく様を、間近で見ることができたことは幸せでした。

 

物理的に言えば、ゲストハウスはただの木造の建物に過ぎないのですが、

この木造の建物には、多くの方々の想いが宿っています。

スタートを迎える時点で、

すでに想いの乗っているこの場所は、

絶対に良い場所になる。

期待を裏切らないためにも、大切に守り育てていきます。

 

積極的な改修期間は終わりましたが、

このゲストハウスはある意味いつまでも未完成でいいと思っています。(不便でいいという訳ではなく。)

関わってくださった方々が創り上げていく「隙」みたいなものは常にある場所です。

だからこれからも、ガンガングイグイ来てください。

面白いことしましょう。

 

 

僕がゲストハウスを運営することで目指したいことは、

このゲストハウスに関わることで、三宅島に小さくてもルーツを持って欲しい。

ルーツは、

別のその場所で生まれてないなくても持てるし、

いくつ持っていてもいいもの。

自分のルーツ(精神的な故郷)が、この雄大な島にあるっていう状態が、

特に大都会に暮らす方々の心を少しでも豊かにできるんじゃないかって思います。

でもルーツを持つって、

特別なヒト・モノ・コトとの出会いが必要。

その出会いを創り出せるような場所になることが、

ゲストハウス島家の、当面の目標です。

 

そして、素泊まりのゲストハウスとして他の商店・飲食店・施設などと連携し、

島内外を繋ぐハブとして三宅島に貢献したい。

この地域に必要とされないことだったら、やる意味がないから。

この素晴らしい三宅島を作ってくださった方々に感謝し、

島の明るい将来のために少しでも役に立てる場所になれれば嬉しい。

 

OPENにあたりお祝いや激励をいただきました方々、本当にありがとうございます。

直接お礼ができていない方もおります。

遅くて申し訳ないのですがこの後、少しづつお礼をさせてください。

 

さて、本番はこれから。

まだまだ運営の面でやらなきゃいけないことイッパイ!

絶対いい場所にしてみせるぞ〜 !

 

最後に、3ヶ月間の改修期間を初代スタッフのあこちゃんがムービーにしてくれました。

ありがとう。

ぜひご覧ください。

youtu.be

 

By  三宅島ゲストハウス 島家

オーナー いとーまん

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三宅島ゲストハウス 島家(しまや)

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