今、災害を考える
2011年3月11日。
大学の春休みを使って1ヶ月間土木会社で働かせてもらっていて、
その日の現場は海岸で、
普段では考えられないくらいのスピードで湾の水が引いていきました。
東北からは2000km近く離れた離島でも、
ものすごい事が起きているという実感がありました。
東北の復興に直接的に取り組んだのは1度だけ。
その時に地元の方に言われました。
「手伝いに来てくれるのも嬉しいけど、今回の教訓を踏まえて直接震災を体験していない人が、もしまた大きな災害が起こった時に、命を守ることを学んでほしい」
僕は思いました。
僕の活動エリアは東京の島々。
島も四方を海に囲まれているし、火山もあるし、台風もよく来る。
それらの災害にどう備えるか。
そこを子どもも含めた地域全体で考えていきたい。
島の防災に関わることが、
東日本大震災で亡くなった方への、僕のできること。
防災に関する専門的な知識や技術はないけれど、
少しずつ、取り組んでいきたい。
奇しくも最初にチャレンジするのは三宅島。
2000年に全島避難規模の噴火を経験し、4年半の避難生活をおくっています。
小学4年生のという多感な時期に噴火を経験し、
慣れない都内での避難生活をおくった語部が、
@アイランドのメンバーには4人います。
少しずつ、その経験をこのブログでも共有してもらいたいと思っています。
伊藤(いとーまん)