日本には多く活火山が存在する。
伊豆諸島も火山列島。
その中でも最も火山活動が活発なのが、三宅島。
有史以降15回の噴火が記録され、
今は約20年に1度噴火をすると言われている。
1番最近の噴火は2000年の大噴火。
2000年に1度の大噴火と言われ、
全島避難を余儀無くされた。
住民はそれから4年半という長い避難生活をおくっていた。
噴火をすることが分かっている島に何故わざわざ住んでいいるのか。
そう思う方も多いだろう。
僕も正直当初は少しそう思っていた。
でも何度も何度も三宅島に通い、
ダイナミックな自然に触れ、
多くの住民と関わる中で、
考え方が変わった。
日本のどこにいても、自然災害は起きる。
けれども都内にいたとしてその実感は薄い。
逆に、火山を抱えたこの島では、噴火は起きるもの。
長い歴史の中で、
火山を始めとする自然に対し畏怖の念を抱き、
敬い付き合ってきたという経緯がある。
自然を常に意識し、敬いながら生活をおくることで、
日常的に防災の意識が育まれている。
だとしたら、日々火山と共に生きている三宅島の方が、
いつ発火するか分からない爆弾を抱えた本土より、
よっぽど安全な場所なのではないだろうか。
火山と共に生きてきた島である証拠に、
伊豆諸島にある式内社23社の内、12社が存在する。
自然を敬い、その中に生かされているという謙虚な気持ちが強い。
そんな人々に魅力を感じ、そう生きたいと思った。
僕らの活動は東京の島々全てを考えているが、
まず三宅島でのチャレンジを決めた。
その決定的な要員は、
小学4年生という多感に時期に噴火と避難生活を経験した仲間が多くいること。
底抜けに明るく、島を想う気持ちが強い。
この仲間たちとなら、できるんじゃないかって思った。
とっても主観的なことだけど、この直感を捨てられなかった。
なんだか暑苦しくなりました。
春1番のせいかな、、、笑
伊藤(いとーまん)