一般社団法人アットアイランド

東京諸島出身の若者たち中心に「個と和が続く島づくり」に挑む。

式根島レポート

新島での『しごとをつくる合宿』終わり、

式根島在住の下井さんと合宿参加者の橋本さんともにあぜりあ丸に乗り、

式根島へ。

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式根島には幼少期に来たことはあったが、

大人になってからは来ていなかった。

お疲れのところ下井さんにお願いし、

いざ!式根島巡ります。

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景観で印象的なのは、
青い空、
青い海、
白い砂、
入り組む海岸線、
そして黒松が茂る風景。
度重なる水蒸気爆発で少しずつ形成されていった地形であるとのこと。
なるほど比較的平らで、山という感じがないのはそのためか。
 
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f:id:atisland:20161020163234j:imageそして温泉は欠かせません。

松ヶ下温泉、足付温泉、地鉈温泉、そして憩の湯。

憩の湯以外は、無料で時間を問わないので色々な時間帯に入ってみたい。

個人的には夜明け前の暗い時間から、

朝が明けるのを温泉で感じたい。


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キャンプで来る観光客が非常に多いのも特徴。

大浦キャンプ場(約50張)と釜の下キャンプ場(約30張)の2カ所。

整備されたキャンプ場がありました。

繁忙期はキャパ越えしてしまっていおり、範囲外での野営の現状もあるよう。

東京の島でのキャンプ、

個人的には推奨派だけども、

大切な国立公園の中であるという自覚を持ってもらうためにも、

意識向上の工夫が必要かものしれない、と。

 

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ぐんじ山展望台から望む、

僕らがいつも暮らす三宅島。
毎日のように見ている海の上に浮かぶ式根島に、今いるんだ。

と、不思議な感覚です。


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下井さんの紹介で、
漁師宿かねやまさんに宿泊。
旦那さんが有力な漁師さんということで、
島の豪華な食材が並びます。
美味ですし、もの凄いボリュームでした。
 
しごとをつくる合宿では、式根島の飲食事情について深堀りしていました。
やはり美味しい食事はある。
しかし夜に気軽に飲みに行ける居酒屋や、
島民と自然に交流できるような場所があれば、
もっと良いな〜と実感。
また、民宿の素泊まり化が進んでくると、
特に繁盛期には飲食店は足りなくなるのが目に見えています。
式根島まで来て、カップラーメンや菓子パンを食べるのも寂しいですね。
飲食店をこれからオープンされる方の魅力的な動きもありますが、
◎嵩む初期整備費用
◎オフシーズンの稼ぎ方
◎島民と観光客のどちらの需要に答えるか
◎物件問題
などのハードルを越えて持続的に事業を行えるモデルの考案が求められますね。
これは式根島に限らず、どこの地方でも同じなのかも。
 
日々、考え続けます!
 
お忙しいところ対応してくださった下井さん、
本当にありがとうございました。
式根島に住まれて日々より良い島のために活動されている下井さんだからこその視点で
島を巡ることができたので、短い時間でも収穫がありました。
島々の良いも悪いも見ていくことで、どっかで何かが繋がる予感です。
今は点でも、
どこかで繋がり線になり、
そして東京の島々で円を描くときが来る。
そんな臭いことを考えてやってます。
 
By いとーまん(伊藤)