一般社団法人アットアイランド

東京諸島出身の若者たち中心に「個と和が続く島づくり」に挑む。

2018年、これまでとこれから。

2018年を振り返る。

 

一般社団法人アットアイランドを起業して、

三宅島に移住したのが2016年4月。

つまり3年目。

 

【2016年】

まず地域のヒト・モノ・カネの流れを知るために、

地域から自分を認識してもらうために、

採算度外視で駆け回った1年目。

 

【2017年】

地域の当事者として駆け抜けて情報を集めた結果、

「ワクワクして、求められていて、事業として回る」

このカタチがゲストハウスだと照準を絞り、

各所の協力の元、ゲストハウスが生まれる。

 

【2018年】

ゲストハウス2年目。

リピーターも少しずつ増え、

ゲストハウス、ガイド、受託などでなんとか事業としてやっていけそう。

しかし現場に終われる日々。

せっかくできた島家という箱のポテンシャルを活かせず。

 

順調といえば順調。

経営的にはギリギリ。

 

反省点が多く見つかったのが2018年。

個人的には、現場に追われて何もできなかった。

悔しかった。

言い訳ばかり。

 

この調子で続けていっても、

現状キープか、停滞。

 

当初描いた

「東京諸島の個と和が続く島づくり」

にはいつまでたっても到達できない。

自分自身のQOLも低い。

これでは持続性がない。

 

3年前、

お金も経験も知識も技術もなかった。

それでも覚悟を持って飛び込んで、

この地域に確かに「点」は打った。

だけどもなかなか「線」にはならない。

 

この次の展開は、

エリアを面白くしていくこと。

「三宅島でこのエリアにいたら、何かワクワクする事が起こりそう。」

この匂いを醸し出す事。

そういうエリアを描いていくこと。

小さくても良質な「点」を打ち続け、

「点」を打ちやすい受け入れ環境を整備し、

すでにある「点」を発掘し繋いでいく事。

 

自然ガイドもやらせていただき、

多くの方々をご案内させていただいてきました。

この三宅島は、

素朴だけども美しく力強い。

そして、表情豊かでエモーショナル。

この大地に生かされている人々の暮らしも含めてね。

 

けども、この島の魅力はまだまだ伝えきれていない。

だからこそ、

この島の「絵(ビジョン)」を描いていきたい。

そしたら、そこに共感してくれる人々が現れてくれるから。

一緒に未来を創ってくれる深い関わりができてくるはずだから。

「絵(ビジョン)」が見えないから、

「綺麗な景色だな〜」の従来型「観光」に終わる。

40,000人に1回来てもらうよりも、

この島の「絵(ビジョン)」に共感してもらって、

10,000人に4回来てもらうことを目指したい。

 

「移住して3年のペーペーが何を偉そうなことを。」

はい。僕一人では何もできません。

三宅島が一つの会社だと考えた時、

「私たちの会社はこういった未来を描いていて、

そして僕らの事業部は、その未来のためにここを担っています!」

こう誇りを持って言えたら格好いいじゃないですか。

それって海に囲まれた離島だからこそ、わかり易い。

 

いきなりカタチにはならないだろうけど、

僕の心を開示していくことから始めます。

今までは、

多くのセクションと繋がっていくために言わば「八方美人」でした。

島の未来を語るという事は、利害を伴うことも出て来て、

ぶつかり合うこともあると、逃げていました。

2019年、心を拓いて語り合うことから始めます。

そういう場づくりも含めて。

負荷のかかることだけども、

それが本物の信頼関係に繋がると思います。

 

諸々上記のように悩んで抜いて、決断した事があります。

来年度に切り替わるタイミングで、

常勤スタッフを1名雇用します。

代表いとーまんは、

これまでやりたくてもおろそかになっていた、

財政基盤の強化・営業・企画・まちづくり

の方向にシフトします。

ゲストハウスの最前線からは外れます。

※いない訳ではないです

 

縁あって興味を持ってくれて覚悟をしてくれた新スタッフの彼の紹介は、

また次の機会に。

 

雇用は一人の人生を受け入れるという事。

経営的にはシビアだし、恐いです。

でも必要なステップです。

絶対大切にします。

今回の雇用は僕のコピーを作ることではありません。

彼自身の挑戦の場にもしていきたい。

それが「彩り」に繋がると思います。

彼も一つの「点」になりうるのです。

 

2018年、

悩んだな〜。

沈みきったことで、次の道筋が見えてきました。

 

今年も多くの方々にお世話になりました。

また来年も、どうぞよろしくお願いいたします!

三宅島ゲストハウス島家

 

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By 代表 いと〜まん