一般社団法人アットアイランド

東京諸島出身の若者たち中心に「個と和が続く島づくり」に挑む。

『第9回つなぐ人フォーラム』を終え

2017.2.17~19の2泊3日で、

『第9回つなぐ人フォーラム』
に参加させてもらってきました。
雪が積もる寒い清里での、熱い3日間でした。
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山梨県にある清里
富士山をのぞめる自然豊な場所。
その中にある清泉寮での合宿形式のフォーラムです。
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◎業種
◎役職
◎国籍
◎年令
この場では、フラットです。
 
自分が何がしたいのか迷っている方
小さな想いを秘めている方
大きな大志を抱いている方
すでにガンガン事業されている方
業界のトップを走る方。
人生におけるステージも様々。
 
 
集まっている顔ぶれだけを見たら、こんな複雑なフォーラムはなかなかないと思います。
 
それでも、最終日には『仲間』のような連帯感が醸成されています。
これは、『つなぐ』というワードにピンと来ている方々が集結しているからだと思います。
 
『つなぐ』って抽象的だし、
このフォーラムに明確な達成目標はありません。
しかし、目標がないからこそ、ゴールもなく、達成もない。
きっと達成してしまったら、そこで終わる。
他ジャンルの方々が集い、
『つなぐ』というキーワードだけを持って、
互いに情報を交換し交流する。
その中で起こる化学反応は今後も価値を産み続けると思います。
 
個人的には、2回目の参加。
穴原が一昨年に参加していることを考えると3回目。
 
昨年参加した後も、繋がりはできたのだけども、
ただ繋がっているだけでした。
具体的にどうこう、ということにはなりませんでした。
 
今回は2回目ということで、
具体的なコラボ、価値となりそうです。
そして再会なども含めて、楽しさも倍増でした。
「続ける」って大事だなって改めて思います。
 
最終日に行う2.5時間のワークショップでは、
実施者側に声をかけていただき、
「じゅずつなぎ〜第10回目のフォーラムに向けて〜」
のワークショップのお手伝いをさせていただきました。
今後より面白いカタチにしてくために多くの意見を交わしました。
その中で、
「地域でのつなぐ人認定施設」を設置する動きになりそうです。
島もその拠点に立候補したいと思います。
スピンオフ企画としてさっそく4月には、つなぐ人御一行が来島予定!
楽しくなってきました。
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業界のトップレベルの方々と一緒に活動したので、
自分がすごくなったような錯覚に陥るけど、
そうじゃない。
僕らはまだ何もできていないし、仕事としてもちゃんと回ってないのが現実。
浮き足立たないように意識して、
自分にできることを堅実に取り組みます!
外を見ることで、中でももっと頑張らなきゃって思います。
 
今回は、実行委員やスタッフ・ボランティアの事後ミーティングにも図々しくも参加させてもらいました。
今後も関わっていきたいです。
なぜそう思うかと自分に突き詰めると、勝手にですが、
「育ててもらっている」という意識を持ったから。
今はまだ誰かにとっての価値にはならないかもしれない。
でも見ていてください。
必ず社会に必要とされる存在になってみせます。
 
 
同期の「株式会社鳥」の代表取締役社鳥。
彼が2年目にして実行委員を務めていて、すごく格好よかったので、
すごく刺激になりました。
若手として僕も頑張ります〜。
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【鳥くんとの2ショット】
 
 
さ〜今日の船で帰ります。
しばらく本土にいると島帰りたくなります。
僕の居場所はやっぱり島だなぁ。
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By いと〜まん

つなぐ人フォーラム2017

つなぐ人フォーラム2017に参加するため、
山梨県清里に来ています。
このフォーラム、
一昨年穴原が参加していて、
去年、今年と僕が参加させてもらってます。

このフォーラムを言葉で説明するのは難しいんですが、
「つなぐ」という言葉に反応したありとあらゆるジャンルの方々が集い、
自分の事業をプレゼンしたり、
誰かのプレゼンを聞いたりします。
100名を超える人々が関わり、
今年で9年目をむかえるそうです。
学生から、その道のプロまで職種も立場も越えて意見を交えます。

僕は「離島」で事業をしながらも、
自分で繋りはとってこなければいけない、
という想いから、参加させてもらってます。

昨年の10分間プレゼンでは、
「東京諸島で起業して移住します!」
と表明しました。
表明することで意識は高まり、
助けられながらですが、三宅島での事業を続けらています。

さて今年は、
昨年意気込んだ青年が、島で起業移住して、
どうだったかを恥を捨ててお話ししました。

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昨年から応援し続けてくれている方々もいて、
感謝です。

狭い地域で事業をすることは、簡単ではない。
どんなことに苦労したのかを中心に共有しました。
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最近思うのは、
失敗事例ほど勉強になるものはない。

リスクを背負い、覚悟を持って島に飛び込んだ僕らの、
今後の失敗にも要注目です!笑

その失敗事例を蓄積しちゃんと記録しておくことで、
次にチャレンジしたい若ものの轍になれれば最高です。

さぁ、あと二日間はがっつり学んで繋りつくってきます!

Byいとーまん

カタルシマ2017 開催予告

島ってこんなに寒かったっけ!!?って思うほど。。。

2月の寒さは冬眠したくなる寒さ!ですが、年度末も近づき、今年度を振り返る機会でもあります!

 

そうです!今年もやります!「カタルシマ2017」

※カタルシマとは、「島」について自由に語ること。また、「島」について語る場。

 

昨年のカタルシマ2016からはや1年!

http://atislands.hateblo.jp/entry/2016/03/29/カタルシマ2016開催報告

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昨年のカタルシマでは、「島で生きる」を決意表明し、たくさんの声援を頂き、三宅島に入りました。

三宅島での暮らしは子どものころとは違う大人の視点に立ちたくさんの発見や刺激と気づきそして多くの新たな繋がりを持たせて頂いた1年であったかと思います。

カタルシマ2017ではアットアイランドの1年の活動報告を含め、これからの島をカタルシマしたいと思います。


今年のテーマは「暮らし方」
日本の中心東京の目の前に自然あふれる東京諸島が存在する。このような東京諸島と都市の近さはもっと様々な関係性があるはずだ。

「暮らし方」の視点に立ち、この東京諸島と都市との間にどのような関係性が築けるかを考える場にしたいと思います。
島と都市のお互いの良さや課題を共に議論し、「島好き」「自然好き」「暮らし方を考えたい」様々な想いを持った人たちが集まりこれからの島を考え、日本や世界を通して自身を考える。そんな時間を皆さんと共有したいと思います。
島の食材をおつまみに島焼酎を楽しみながら大いにカタルシマしましょう。



〈プログラム〉
・東京諸島の紹介
モルディブ中継~新島出身者が見る海外の島~
・パネルディスカッション~グローカルな視点で島を見る~〈コーディネーター:拓海広志氏〉
・「島で暮らす」と決めたアットアイランドのこれまでとこれから
etc.

【詳細】
日時:2017/2/25(土) 18時〜21時
場所:リトルトーキョー 2F (東京都江東区三好1-7-14)
http://littletyo.com/?top=1
最寄駅:清澄白河
会費:一般;3000円 学生;1500円
サービス:東京諸島の食材おつまみとお酒を提供します!
連絡:Tel;080-1219-6682Mail;koutaro.9007@gmail.com LINEID;koutaro900(穴原航太郎)

 

※申込は不要です。

入退場も自由ですのでお時間許す限り、カタルシマして頂くと幸いです。

たくさんのご来場、お待ちしております☆

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見えたぜ あの島だ(ポルコより)

 

by穴ちゃん

三宅島ふれあい映画鑑賞会 開催報告!

2月4日、三宅村文化会館リスタ・ホールにて「三宅島ふれあい映画鑑賞会」を開催しました!上映作品は「ニルスのふしぎな旅

 

この映画祭は、第1回目を昨年8月三宅村診療所の医師や看護師さんたちを中心に、『映画を通じて島の人が集まる場を提供し「顔が見える関係」を築く』ことを目的として行われたのが始まり。

 

第2回目は、1回目の開催時に「また冬にもやってほしい」や「幼児も参加できるイベントは嬉しい」との声を形にしたものとなりました。

 

アットアイランドとして昨年8月は関わることができませんでしたが、第2回目の今回は開催趣旨に賛同の思いを込め協力をさせていただきました。

 

都内組と島内組の協力スタッフは12名!

1度も顔を合わせた全体ミーティングをせず、SNSのやり取りのみで当日に至りました!

皆さん大変お忙しい中、役割分担等々行い準備を進め、たくさんの協力者のもと、実行することができたと思います!

 

 

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バロンにて初のスタッフ顔合わせタイム!「和(なごみ)弁当」でブランチミーティング

 

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会場準備!自作ポスター、看板づくりを設置中!

 

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さぁ上映開始!その前のご挨拶!

 

 

無事、映画祭終了!

高校生含め大人から子どもまで、総勢30名ほどの方がご来場していただきました!

みんなで映画を見て共有することは、寒い冬の一つの楽しみ方として良い時間を過ごせたのではないかなと思います。

ご来場していただいた皆様、本当にありがとうございました!

 

そしてアットアイランドとして、離れていてもイベントを開催できるもとても強い仲間を築くことができたのではないかと思います。

今後もぜひ、協力体制をとっていきたいですね!

 

 

 

どんくさいって言ったけど、とりけすぞー!(リン)

by穴ちゃん

 

三宅島ふれあい映画鑑賞会 開催!

三宅島ふれあい映画鑑賞会を行います!

上映作品は「ニルスのふしぎな旅」。

 

昨年8月、三宅村の中央診療所の先生方が中心になり、映画鑑賞会を行いました。

その第2弾ということで、今回はアットアイランドも関わらせていた居ております!

 

幼児の入場も可となっており、お菓子、ジュースも用意しています!

ご来場お待ちしております!!

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鹿児島市霧島視察

桜島を離れ、霧島へ移動。
まずは霧島市役所で、
霧島ジオパーク』について説明を受けました。
霧島も島と名が着きますが、
離島ではありません。
「霧島」の名前は山の周囲が霧の深い地域であることに由来し、
遠くから眺めた時にまるで霧の中に浮かぶ島のように見えたとする説があります。
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市街地を出発し、
えびの高原にある、
えびのエコミュージアムセンターへ。
今回ガイドを担当してくださった坂元幸一さんと合流。
快活で笑顔の素敵なガイドさんでした。
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本来は坂本龍馬が妻のおりょうと歩いたと言われる高千穂を登る予定でしたが、
積雪などの条件により断念。
残念ではあるが、
天候を予測し安全を守ることがなにより大切だと改めて実感。

今回のコースは、
白鳥山(1368m)の山頂を通り、
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白紫池と六観音御池を巡るトレッキングコースでした。
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【白紫池】
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六観音御池】
約3時間程で終る、初級コースでしたが、
普段慣れない雪道でのトレッキングでしたので、
適度な疲労感でした。

道中、野生動物との出会いもありました。
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お尻にハートマークの鹿。

20を越える火山が複雑積み重なった霧島の地形は、
歩いていくと植生なども様々で、
とても興味深いです。

ガイドの坂元さんのおかげもあって、
学びが深まりました。
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ガイドをするにあたって何よりも重要な、
『安全』という要素。
リスクマネジメントの部分を重点的に教えていただきました。

天候に恵まれ多くの学びを得ました。

これを三宅島に還元しなければ意味がらないので、
吸収して活かしていきます!
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Byいとーまん
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【西郷さんチョコといとーまん】

鹿児島市桜島視察

三宅島観光協会ジオガイド部として、
『火山観光先進地視察in鹿児島』
に参加させていただいています。

前半は活火山として有名な桜島での視察です。
人口は4500名程で、鹿児島市に属します。
桜島はもともと離島であったのですが、
大正時代の噴火によって大隅半島と陸続きになったため、
本土と道路で繋がっています。
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陸続きだという点を除けば、
規模や植生なども含めてかなり三宅島と近い部分が多い島です。
共通の部分と異なる部分が学べれば良いなという気持ちでした。

フェリーで到着後まずは、
島の神様にご挨拶。
月読神社へ参拝しました。
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今日は、
理事長の福島大輔さんに、
桜島1周ガイドをしていただきました。
ご多忙のところ丸1日費やしていただけるということは、
とても貴重なことで感謝が絶えません。

まずは、
福島さんによる事業紹介と桜島のプレゼンテーション。
福島さんはもともと火山の研究員をされていて、
2005年に1人で法人を立ち上げられました。
それから約11年でアルバイトを含めて10名もの社員がいる規模まで育ててこられました。
それだけで、尊敬に値します。
主な事業としては、
桜島ビジターセンターの管理運営
◎体験観光の総合コーディネート
桜島椿油の商品開発と販売
などをされています。
決して独善的ではなく、
地域方の声を丁寧に拾い集めている姿勢に見習うべき点がありました。
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【海岸線での黒松の植生についてのレクチャー】

火山観光先進地視察ではありますが、
僕のベクトルは完全に法人運営の方にむいてしまいました。笑
質問いっぱいしてしまいました。

桜島を1周しながら、
三宅島との似ているところ違うところを感じながら学びました。
さすが、『桜島・錦江湾ジオパーク』として認定されているだけあって、
ガイドの中で、
惹き付けられる「ストーリー」
を多くの場面で感じました。

例えば、
何気無い海岸線。
おもむろに、
軽石をさがして」
という指示。
次に、
「それと同じぐらいの熔岩を探して」
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そして、
軽石は浮くと思う人~?」
「じゃぁ、海に投げてみよ~」
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一同「浮いた~!」

「じゃぁ、熔岩は?」
(ぼっちゃーん。普通に沈む)
一同「ですよね~笑」

でもこの軽石と熔岩は、もとは同じ。
それを分かりやすいビールに例えて、
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【ミニビールで説明する福島さん】

泡の部分が軽石で、
液体の部分が熔岩だと。

教材を巧みに使って、
ユーモアも折り込み、
かつ専門性に裏付けられていて、
実に分かりやすいし、
ストーリーが見える。

分かりやすさは正義
だと改めて実感。
そして、
単なる知識は印象に残らないけど、
ストーリーは心に残る。

ぜひ参考にしていきたい。
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福島さんが言われていた、
「自分は地球のどういうところに住んでいるかを知ることが大切」
という言葉。
どの土地も必ず自然の影響によって成り立っているということ。
どういう経緯で成り立ったかを学ぶことは、
魅力を発見することになるし、
結果的に自分自身の身を守ることにも繋がる。

最後にこの写真を。
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何気なく見える御岳までの森。
実は手前から大正時代
昭和時代
もっと古く
という風に年代の違う植生である。

ただ
「いい景色だなぁ」
で通りすぎていきそうな場所も、
ガイド(インタープリター)がいて、
キッカケを与え引き出すことで、
感動と学びに繋がる。

また人生のモデルとなる先輩が増えました。
出会うべき時に出会うべき人に、
出会わせてもらってるな~としみじみ実感。

教えてもらってばっかりだけど、
恩返しする方法は、
自分の足で走れるよう(稼ぎ)になり、
自分のフィールドで価値を生むこと。

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まだまだ努力が足りない自分。
ハートを持って頑張ります!!


Byいとーまん