一般社団法人アットアイランド

東京諸島出身の若者たち中心に「個と和が続く島づくり」に挑む。

『冬の三宅島キャンプ』募集開始!

三宅島でも朝晩はめっきり寒くなり、

日が落ちるのも早くなってきました。

 

『冬』突入です。

「島って、冬に何ができるの?」

何度も聞かれてきた質問です。

実際、僕らも事業を始めて三宅島に移住してからの冬は初体験です。

 

正直、三宅島の冬は気温こそ本土よりは高いものの、

「西のてっぱつ(西からの季節風)」が吹き意外にも寒いです。

 

しかしこれまでの経験から、

空気が澄み輝く星空

春に向けて養分を蓄える植物・動物たち

冬を耐え抜く島人たちの創意工夫や知恵

海岸に流れ着いた流木などの様々な漂着物など

島の人は当たり前で気が付かないかもしれないけれど、

様々な宝物たちが散らばっていることに気が付き始めました。

その一つ一つを拾い集め、

キャンプに集まった仲間で共有し、

温かい空間と時間を創りましょう。

 

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冬の島で新たな発見を皆さんでしたいと思います。

応募締め切りは11月29日となります。

お申し込みは、チラシに記されている電話番号・メールアドレスにご連絡ください。

もしくは、以下のフォームにて必要事項を入力お願いいたします。

【応募フォーム】↓

12月冬キャンプ申込フォーム

 

たくさんのご応募お待ちしております!!

 

え、クリスマスと重なっている?

それだけの価値を魅せます。

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by 穴ちゃん

Blogスタート1周年!

「島で生きる」
と覚悟を決めてから、
僕らの仕事づくりを追いかけてきたこのブログ。
気が付けば1年が経ちました。


当時はまだ三宅島に移住もしていないし、
何ができるのかもまったくわからなかった。
それでも勇気を持って1歩を踏み出した。
今だに何ができるかは悩んでいるけども、
とにかく進んできて良かった。

仕事を辞めるのも、
自分で仕事をつくるのも、
不安はものすごいあった。
でも、
今しかできない
という直感があった。

当時24歳でお金も技術も経験もない僕ら。
多くの大人に、
「まだ早い、できない、やめておけ」
といったアドバイスをいただきました。

それでも、
“地域に根差し、
当事者として島の良いも悪いも感じる。
その中で、
求められていること
意味のあること
楽しいこと
を繋ぎ合わせてフットワーク軽く動きまわり事業化していく。
そして島がこれからも笑顔溢れる場所として続いていく1つの歯車に。“
そんな存在になりたい、なれると信じここまできました。

まだまだ、「事業化」と言えるほどのカタチにはなっていませんが、
少しずつ、見えてきた気がします。

0だったものが、
1になったということ。
このことには誇りを持って、
これからも精進していきます!

関わってくださった皆さま、
見守ってくださっている皆さま、
感謝しています。
助けていただいてばかりでもどかしいけども、
僕らがしっかり仕事ととしてこのアットアイランドを成り立たせることでしか、
還元はできないと思っています。
待っていてください。

これからもよろしくお願いいたします。

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伊藤

あんど!大島第2回目 報告

10月29日から30日にかけてあんど!大島第2回目に参加してきました。

久しぶりの大島上陸(伊豆諸島ツーリズム研究会in神津島勉強会のため神津島から大島入り)

 

 

私は三宅島から大島海洋国際高校に進学し、3年間大島で過ごしたけど、大人になって島に仕事を作る視点で立つと視野がとっても広がります。

私のもう一つのふるさとでもある大島で再び勉強できるのはとてもありがたい事です。

 

あんど!大島第2回目、テーマは「インプットと分析」今回も多くの経験をお持ちの講師の方々からの講義と大島の産業の視察等を行いました。そんな第2回目簡単をご報告です。

 

1日目(10月29日)

8時30分に元町客船待合所に集合、久しぶりのメンバーとの再会に安堵。

早速、講義開始

 

第1弾は、ツーリズム、ブルーツーリズム、離島振興を横断的に講義なさってくれました。島ならではの視点が多く気づかされる講義。ここでの印象ポイント、「視点の切り替え」です。お客さんは観光客だけでなく、企業、学校等様々なお客さんがいるというように、島において視点を変え、組み合わせることが大事だと。

そして、私たちが現在取り組んでいる島暮らし体験から移住定住を促進することも大切だと各地域の成功事例を交えながらご講義いただきました。

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みんな真剣に取り組む!

 

予定では、今回一番楽しみにしていた母校の船、「みはら」で「海から見たジオパーク大島」をするはずでしたが、大風のため中止。。。

仕方ありません!代わりに三原山行きに変更など、椿油工場など見て回りました。

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三原山】風は冷たいけど、景色は中々、写真を撮るメンバーを思わず撮ってしまいました。

 

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 【椿油しぼり工場】島での産業起こしの難しさを語っていただきました。

 

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【 都立大島海洋国際高校】懐かしの母校を会場に講義 

 

 講義が終わったころにはすっかり日が暮れ、夜の部へ突入

「MD」=店を出す!の講義でMDしたくなった後、飲み会スタート!

講師の方のメンタリングが始まり、一皮脱がされました。いや脱がしていただきました。やりたいこと、やるべきこと、見えました。はい。

 

2日目(10月30日)

視察&講義が15時まで!

高校生の時には感じられなかった大島の産業のすごさや可能性を見させていただきました。

 

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果実酒を片手にアクティブ社長のお話を拝聴

 

 

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Iターン農家さんを訪問。ハランがきれいで思わず撮ってしまいました。

 

 

本当に刺激的な講義と良いメンバーがそろっています。チームワークが醸成されているのを感じます。

あと大島で2回講座があります。本気で企画作れる気がしてきています。真剣に取り組み創り出します。

行く先々で大島でお世話になった方々にお会いもできうれしい気持ちです。

 

 

今日も大島に残り、恩師と後輩と飲んできます!

 

グット!ラックー!(かまじぃより)

by穴ちゃん

伊豆諸島くるまざフォーラムin神津島 報告

10月25日~27日にかけて神津島において伊豆諸島ツーリズム研究会の諸島巡り勉強会に参加してきました。

3月のくるまざフォーラムで諸島巡り勉強会第1回目が神津島でやることが決まり、実現したのは、伊豆諸島ツーリズム研究会代表の長谷川さんをはじめとする神津島の方々のご尽力であると思います。改めて感謝します!

 

伊豆諸島のつながりを築き、活用していくことを目標としている@アイランドにとってはとても大事な勉強会であり、つながりを深める恰好の機会でありました。

 

いつも三宅島から見ている神津島に降り立って島の自然や歴史・文化に触れ面白さを感じると共に、伊豆諸島の方々が会し語ることは新たな発想と島を大事にしたいという思いを改めて共有することができます。

そんな勉強会のご報告を簡単に。

 

1日目

大型船で神津島に降り立ち、開会のあいさつに神津島村副村長のお言葉もいただき、懐かしい顔ぶれと共にスタートしました。

 

早速、天上山へ。(天上山地域は富士箱根伊豆国立公園の特別保護地区に指定されており、高い木は少なく、背の低い植物の花々が季節に合わせ多くみられる山である。)

私は3度目の神津島でありましたが、未だ天上山を登ったことがなかったのでワクワクでした。

山登りにはちょうど良い気候。秋の花々もあり、景色も良く気持ちいトレッキングができました!!

 

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天上山6合目くらいだったけなー! 

 

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いやー、リンドウきれいですね。

 

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真っ白!天上山は10合目からスタート 通称裏砂漠!

 

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裏砂漠展望地より、三宅島、御蔵島を望む!

 

 

 

最後に温泉でトレッキングの疲れをいやし、宿、勘九郎で豪華な食事を頂き、飲んで寝たいところだが、今回は勉強会です!!

 

夜の部は神津島の植物の勉強会と伊豆諸島ツーリズム研究会の各島の報告会と今後の動きのミーティング。私はこれまでの三宅での島暮らし体験についての取り組みを簡単に発表しました。

 

 

2日目

午前中は畑から海岸、神社など島内巡りです。

僕が最も衝撃を受けたのは阿波命神社のお参り。

事代主神(ことしろのぬし)の本后である阿波命が祀られる海辺の阿波命(あわのみこと)神社のお参りの作法は神社の目の前にある長浜の平らな石に砂を乗せ、それを持って鳥居まで行き、お供えしてからお参りするというものです。

阿波命神社も以前に来たことがありましたが、こんな作法があるなどとは一切知らず。。。今までにほかの場所でもやったことない作法を教えてもらいより一層、神の島、を感じました。

 

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長浜から拾ってきた石に砂を乗せてきました。

 

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鳥居の周りにはたくさんの石がお供えされていました。

 

午後はインタープリター(適切な日本語訳はないとされているが、通訳者また自然解説者、見えるものの背後にある意味に気づかせてくれる人とされる)の基礎を学ぶ講義と伊豆諸島の植物とその保全の講義を受けました。

私にとってはどちらとも基礎を見直し、伊豆諸島の広い視野を持つことのできる有益な時間になり、大変勉強にまりました。

そして、夜は懇親会!伊豆諸島ツーリズム研究会のメンバーはもちろん、神津島の島内参加者とも意見交換させていただき、大変有益な時間を過ごすことができました!!

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 帰り際、気づいたらこんなに空いていましたね!

 

3日目

これまでの振り返りと反省会を最終日に行いました。

短い時間でしたが、たくさんのことを学び、今すぐ起こせるアクションプランもできました。それと共に島巡り勉強会の課題もたくさん出てきました。

水配りの順番で行くと、、、次は御蔵島!!!さぁ実行できるように頑張っていきましょう☆

 

 お帰りです!

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 おや?見送る側?そうです。私は神津島に延泊です。

これから神津の同級生と飲んできます!!

 

さぁ!もりもり飲んで、ビシバシ働こう!わーぁはは!!(ピッコロのおやじ)

by穴ちゃん

 

 

利島レポート

新島、式根島と来て、

そのままあぜりあ丸で利島へ。

今回も1泊のスケジュールでした。

しか〜し!

以前からお世話になっていた、

利島村役場で働く荻野さんにどっぷり案内いただいたので、

とても濃い滞在となりました。

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【利島を案内してくださった荻野さん】

 

やはり、

在住で島への想いを持つ方に案内していただくのが1番勉強になります。

良いも悪いも1番感じているはずだからです。

 

利島は東京から南に140km程離れた洋上に浮かぶ、

綺麗な円錐形をした人口約310人の島です。

東京諸島の中で、2番目に本土に近い場所に位置しています。

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【利島の中心に聳える円錐形の宮塚山】

 

まず、何と言っても、椿畑のすごいこと。

全島の約80%がヤブツバキ(椿)で覆われています。

ちょうど椿の実のなる時期でした。

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【丸い実が時期になると、三つに割れて種が現れます】
 
これ、何がすごいかって、
利島は前述のように円錐形の島で、平地はほとんどありません。
その傾斜地に数百年前の江戸時代から、
段々畑をつくり、ヤブツバキを植えて育ててきました。
重機がなく、道路も整備されていない時代に、
これほどの畑を開墾するのは、ものすごい労力です。
しかも、椿は植樹をしてもすぐに実がなるわけではありません。
次世代の幸福のために、必死に汗を流せる。
林業にも共通することですが、尊敬します。
今では、椿油の生産量は全国の6割程を占める基幹産業となっています。
昔の人々の努力が、今の利島の人々の生活を支えているのです。
僕たちも現在(いま)の自分たちのことだけではなく、
これからの人々の生活も想って生活しなければいけないと改めて身に染みます。
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【椿について説明してくださる荻野さん】
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【椿を運搬するために導入されたモノラック。これにGoProつけたら絶対楽しい。】
 
利島は水にあまり恵まれていませんし、厳しい自然環境です。
その中で、三宅島とも共通して神社をとても大切にしている雰囲気でした。
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利島には興味深い神社があり、

一番神様、二番神様、三番神様と呼ばれるものがあります。

最初聞いたときは、神様に順序をつけちゃって大丈夫?と思ったのですが、

利島には正月三が日に行う『山廻り』という文化があり、

その廻る順番ということのようです。

ちなみに、

阿豆佐和気命(あずさわけのみこと)本宮が、一番神様。

大山小山(おやまこやま)神社が二番神様。

下上(おりのぼり)神社が三番神様。

 

さらにちなみに、

利島の阿豆佐和気命は、

三宅島の富賀神社に奉られる事代主命三島大明神)の王子にあたります。

伊豆諸島の神様は色々となところで繋がります。

もっと勉強していきたいです。

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利島は、長い年月をかけて受け継がれてきた、

産業の島という印象でした。

懐かしい坂の多い町並みはいるだけでホッとしました。

 

議員さんや村長さんと酒盛りをする機会もいただいて、

色々な話を聞けました。

これからは東京諸島のそれぞれの個性を活かし、

連携してより良い場所にしていきたいですね。

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By いとーまん(伊藤)








 

式根島レポート

新島での『しごとをつくる合宿』終わり、

式根島在住の下井さんと合宿参加者の橋本さんともにあぜりあ丸に乗り、

式根島へ。

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式根島には幼少期に来たことはあったが、

大人になってからは来ていなかった。

お疲れのところ下井さんにお願いし、

いざ!式根島巡ります。

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景観で印象的なのは、
青い空、
青い海、
白い砂、
入り組む海岸線、
そして黒松が茂る風景。
度重なる水蒸気爆発で少しずつ形成されていった地形であるとのこと。
なるほど比較的平らで、山という感じがないのはそのためか。
 
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f:id:atisland:20161020163234j:imageそして温泉は欠かせません。

松ヶ下温泉、足付温泉、地鉈温泉、そして憩の湯。

憩の湯以外は、無料で時間を問わないので色々な時間帯に入ってみたい。

個人的には夜明け前の暗い時間から、

朝が明けるのを温泉で感じたい。


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キャンプで来る観光客が非常に多いのも特徴。

大浦キャンプ場(約50張)と釜の下キャンプ場(約30張)の2カ所。

整備されたキャンプ場がありました。

繁忙期はキャパ越えしてしまっていおり、範囲外での野営の現状もあるよう。

東京の島でのキャンプ、

個人的には推奨派だけども、

大切な国立公園の中であるという自覚を持ってもらうためにも、

意識向上の工夫が必要かものしれない、と。

 

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ぐんじ山展望台から望む、

僕らがいつも暮らす三宅島。
毎日のように見ている海の上に浮かぶ式根島に、今いるんだ。

と、不思議な感覚です。


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下井さんの紹介で、
漁師宿かねやまさんに宿泊。
旦那さんが有力な漁師さんということで、
島の豪華な食材が並びます。
美味ですし、もの凄いボリュームでした。
 
しごとをつくる合宿では、式根島の飲食事情について深堀りしていました。
やはり美味しい食事はある。
しかし夜に気軽に飲みに行ける居酒屋や、
島民と自然に交流できるような場所があれば、
もっと良いな〜と実感。
また、民宿の素泊まり化が進んでくると、
特に繁盛期には飲食店は足りなくなるのが目に見えています。
式根島まで来て、カップラーメンや菓子パンを食べるのも寂しいですね。
飲食店をこれからオープンされる方の魅力的な動きもありますが、
◎嵩む初期整備費用
◎オフシーズンの稼ぎ方
◎島民と観光客のどちらの需要に答えるか
◎物件問題
などのハードルを越えて持続的に事業を行えるモデルの考案が求められますね。
これは式根島に限らず、どこの地方でも同じなのかも。
 
日々、考え続けます!
 
お忙しいところ対応してくださった下井さん、
本当にありがとうございました。
式根島に住まれて日々より良い島のために活動されている下井さんだからこその視点で
島を巡ることができたので、短い時間でも収穫がありました。
島々の良いも悪いも見ていくことで、どっかで何かが繋がる予感です。
今は点でも、
どこかで繋がり線になり、
そして東京の島々で円を描くときが来る。
そんな臭いことを考えてやってます。
 
By いとーまん(伊藤)
 
 
 
 
 

『しごとをつくる合宿』in新島参加報告

 

10月13日~16日の3泊4日で、

新島へ行ってきました。
 
どうしてこの時期に新島へ行くことを決めたか。
理由は2つ。
◎(株)シゴトヒトさん、新島商工会さんが企画運営をする
という聞き捨てならない企画があるということ。
◎改修当初に見させていただいていた、
新島の梅田久美さんが創る
『HOSTEL NABLA』
がプレ活用されるということ。

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直感でビビッときて、
絶対行くと決めていました。
 
しかしなんと、
応募者多数、自己アピール不足のため、
見事落選!(笑)
 
だがしかし!
そんなことでは諦めません。
アットアイランドのメンバーには、
新島出身の青沼宏樹

atislands.hateblo.jp

もおり、
その繋がりなどを活用して、
新島商工会の下井さん、NABLAの梅田さんに
どうにか企画に関われないかと要請。
その結果、
NABLAのスタッフ的な、島内参加者的な、
参加者の中でもっとも立ち位置不明な人物として参加させていただきました。(笑)
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【テーマ】
ある程度設定された3つのテーマごとに3グループを構成。(ランダム)
①新島のコーガ石
②新島の食・酒
式根島の飲食
僕は、③式根島の飲食に関するテーマのグループに参加させてもらうことに。

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【ファシリーテーター】
◎以前新島でsaroという魅力的な宿を営まれていた東京R不動産林厚見さん、
ブルーボトルコーヒーダンデライオンチョコレートの日本出店の立役者石渡康嗣さん、
◎日本仕事百貨代表のナカムラケンタさん
という豪華ラインナップ。
 
【スケジュール】
1日目に新島・式根島に分かれてフィールドワークやヒアリングをして、
テーマの範囲で課題やアイデアを出しまくる。絞っていく。
2日目はとにかく事業の軸を決め深めて、夜に中間プレゼンを参加者で行う。
3日目は中間発表をもとにスクラップ&ビルドし、さらに事業性も明確に。
夜には島民や村長を交えたプレゼンをするという流れ。
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【所感】
全てのプレゼンの結果をここでは報告しきれないのですが、
僕は、何が1番良かったかって、
様々のジャンルの方々が30名程集まり、
一つのものを創りあげるというプロセスに感動したわけです。
それぞれ持っている技術や思考・パーソナリティーは違うなかで、
お互いの得意不得意を持ち寄り、
よりよいモノを創ること。
グループが一つの小さな社会であったように感じます。
グループというより、チームでした。
そして全員が『本気』だった、
ということが面白さの秘訣のように感じます。
『しごとをつくる』
というワードに、このタイミングで反応した参加者たちは、
今現在自らの働き方になんらかのアクションや思う事を抱えている人たちで、
それは自分の人生に直結する重要なことなわけです。
だからこそ、みんな本気だったのだと思います。
でなければ夜中まで、クタクタになるまで取り組むことはできない。
そんなプロセスを、
新島という自然・文化・人情溢れる豊かな島で共有できたこと。
たった4日間という間ですが、ここで構成された繋がりは今後、
さらなる仕事を創る土台となっていくことでしょう。
そしてこの合宿は、
東京諸島出身で島で仕事をしたい(帰りたい)若ものたちを混ぜて実施したら、
更にとんでもないことが起こるように感じました。
アットアイランドは東京諸島出身の若ものが中心の組織なので、
ぜひとも関わっていきたい。
 
僕は、三宅島で小さいながら事業を始めている身として、
今回の合宿は強烈な刺激となりました。
そして構成された繋がりは今後の財産となりそうです。
改めて、島内と島外を繋ぐ架け橋としての法人の重要性を覚えました。
一般社団法人アットアイランドが、
東京の島々にとってどういう存在でありたいのか。
改めて考える良いキッカケとなりました。
 
強引にでも参加して本当によかった。
暖かく受け入れてくださったみなさまに感謝いたします。
僕らはまだ事業をはじめて間もなく、
与えていただいてばかりの立場で恩返しができずにもどかしい感覚です。
与えていただいたものを還元できる立場になれるまで、
東京諸島の豊かな持続に貢献する立場になれるまで、
まだ時間がかかりますが、待っていてください。

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【今回お世話になった、梅田さん、下井さんとNABLAの前で】
 
By 伊藤(いとーまん)